
自動車の所有者にとって車検(継続検査)費用は家計にとってかなり大きな出費となります。
車検は整備工場等に依頼するより、自分で自動車を運輸支局に持ち込んで「ユーザー車検」を受検する方が費用が抑えられ家計の節約にもなります。
今回は運輸支局で受検した「ユーザー車検」について、必要書類・予約方法・費用・検査内容などを体験談も含めてまとめてみました。
・ユーザー車検の必要書類・費用・所要時間
・ユーザー車検の方法
・ユーザー車検のメリットとデメリット
・その他、車検をお得に受ける方法
※この記事は小型・普通自動車のユーザー車検(運輸支局で受検する継続検査)について書いています
目次
車検とは

車検はなぜ必要?
車検とは自動車が「道路運送車両法」という法律に定められた「保安基準」に適合しているかどうかを検査するものです。
自動車が安全に走行できる状態か、排気ガスが基準に適合しているかなどを検査します。
新車を購入した場合、初回車検(継続検査)は3年後、その後は2年ごとに受け、自動車が「保安基準」に適合しているという「自動車検査証(車検証)」を備え付けていなければ、公道を走行させることはできないのです。
また、他にも車検には自動車の保有実態を把握する目的もあります。
車検切れは罰則を受ける?
自動車の車検が切れた場合、その自動車の所有者は即罰則を受けるのでしょうか?
車検切れの自動車を所有することや、公道ではない私有地などで走行させることは罰則を受けません。
罰則を受けるのは公道を走行させた場合のみです。
ユーザー車検とは

「ユーザー車検」とは、小型・普通自動車なら「運輸支局」、軽自動車なら「軽自動車検査協会」へ自分で自動車を持ち込んで車検を受検することです。
一般的には自動車のディーラーや整備工場等に依頼されている方が多いかと思います。
しかし近年は「ユーザー車検」の受検方法について、インターネットや書籍で情報が得られやすくなっていること、また業者さんに依頼するよりも費用を抑えられることから、「ユーザー車検」を選ばれる方が増えてきています。
私は数年前に初めて「ユーザー車検(継続検査)」というものを知り、その時にちょうど家族所有の車検満了間近の「軽自動車」があったので、その車を「軽自動車検査協会」へ持ち込んで受検してきたことがあります。
でも今回は軽自動車ではなく「小型自動車」だったので、受検場所の「運輸支局」へ持ち込んでユーザー車検を受検してきました。
受検場所や自動車が前回と異なることから、事前に運輸支局の下見をし、所在地や建物外観、中の様子だけでなく、検査コースの見学もさせていただいて、当日の「ユーザー車検」に備えました。
ユーザー車検の受験場所
小型・普通自動車の「継続検査」の受検場所
車検が切れていない小型・普通乗用車の継続検査は、全国どこの運輸支局でも受検できます。
ですから一番近くの運輸支局で受検希望日時の予約がとれない場合でも、近隣の運輸支局で予約がとれれば、そこで受検できます。
居住地が県境に近い場合なども、近隣県の運輸支局の方が便利でしたら、そちらでも受検できます。
≪運輸支局とは≫
運輸支局とは国土交通省の地方運輸局の下部組織で、陸上・海上の交通や運輸に関する手続きなどを行っている行政機関です。
※運輸支局の他に自動車の検査や登録のみを行っている「自動車検査登録事務所」というところもあります。この記事では運輸支局に含めて書いています。
≪継続検査とは≫
「継続検査」とは「自動車検査証(車検証)」の有効期間が満了した後も、引き続きその自動車を使用するために受ける検査のことで、通常「車検」といわれているものです。
小型・普通自動車や車検切れ自動車の「新規検査」、改造車の「車検」の受験場所
新車登録時の「新規検査」や改造車の「車検」は、使用の本拠の位置を管轄する運輸支局で車検を受検しなければなりません。
≪使用の本拠の位置とは≫
▼車検証の「使用の本拠の位置」記載欄
・個人の場合:住んでいる住所のこと
・法人の場合:事務所や営業所の住所のこと
※車検証を見ると「使用の本拠の位置」という欄があり、「***」と記されている場合は、上欄の「使用者の住所」と同じということを表しています。
上記写真の場合は「使用者の住所」「使用の本拠の位置」が「所有者の住所」と同じことを表しています。
<ご参考までに>
Q:「車検切れ自動車」を再び公道で走行させるのに受検する車検は「新規検査」でしょうか?それとも「継続検査」でしょうか?
A:登録の抹消手続きをしたかどうかで決まります。
【登録を抹消した自動車の場合(ナンバープレートが付いていない)】
車検切れ、自賠責保険切れ、自動車税の納税義務なしの場合 →「新規検査」
【登録を抹消していない自動車の場合(ナンバープレートが付いている)】
車検切れ、自賠責保険切れ、自動車税の納税義務ありの場合 →「継続検査」
※車検切れや自賠責保険切れの自動車は公道を走行できませんので、車検を受検する際は受検場所まで積載車で運んでもらうか、公道を走行させるために仮ナンバー取得手続きをし自賠責保険に加入してからでないとできません。
軽自動車の車検の受験場所
軽自動車の車検は軽自動車検査協会(民間法人)になります。
★「軽自動車」のユーザー車検の費用や必要書類、予約方法などは、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
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全国の運輸支局とユーザー車検の必要書類・費用・所要時間

▼ 運輸支局へ下見に行った時にもらった「継続検査」についての説明書3枚(両面記載あり)
写真の「継続検査」についての説明書3枚には、下記のことがわかりやすく記載されています。
- 継続検査に必要な書類と参考事項(注意点や担当窓口の番号)
- 自動車検査インターネット予約システム(受検には事前に検査予約が必要)
- 継続申請手続き案内略図(運輸支局と自動車会館の窓口案内と略図)
- 「自動車検査票」「継続検査申請書」「自動車重量税納付書」の記入例と検査手数料や印紙・証紙の販売窓口など
全国の運輸支局

【全国運輸支局の所在地】
ユーザー車検を受検する運輸支局は下記サイトでご確認ください。
◆全国運輸支局のご案内:国土交通省
10の地域から選ぶ → ご希望の運輸支局を選ぶ
全国運輸支局等のご案内はこちら
ユーザー車検の必要書類

自分で準備して持参する書類 | ||
1 | 自動車検査証 | 車検証のこと |
2 | 自動車納税証明書 | 条件を満たせば省略できる |
3 | 自動車損害賠償責任保険証明書 | 自賠責保険証のことで新旧の保険証が必要 |
4 | 点検整備記録簿 | ユーザー車検前に点検を実施した方のみ持参。なくても良い。 |
運輸支局の受付窓口でもらい記入(印紙・証紙貼付)する書類 | ||
5 | 自動車検査票 | 検査項目が記載されていて受検結果を記録する。印紙・証紙を貼り付ける。 |
6 | 継続検査申請書 | 押印は署名でもよい |
7 | 自動車重量税納付書 | 印紙を貼り付ける |

1:自動車検査証(車検証)

受検する自動車の「自動車検査証」で一般的には「車検証」といわれています。コピー不可です。
自動車登録番号(ナンバープレートと記載内容同じ)や車台番号、車両の総重量・長さ・幅・高さ、車検証の有効期間満了日などが記載されていています。
2:自動車税納税証明書

≪自動車税とは≫
毎年4月1日時点で車両の所有者に課せられる地方税です。
ナンバープレートのついている車両が対象で、車検証に記載の住所に納付書が郵送されます。
納付期限は一般的には5月末日で、納付すると「自動車納税証明書」が発行されます。
銀行やコンビニ等で納付した場合は、上記写真の「領収書」「自動車納税証明書」に領収日付印が押印されたものを受け取ります。
銀行振替手続きをされている場合は、引落し後「自動車納税証明書」が郵送で届きます。(経費削減のため「自動車納税証明書」の郵送を取り止めた自治体もあるようです)
【自動車税】
・都道府県が課税
・エンジンの排気量で異なります
・4月2日以降に購入した場合→ 購入翌月から翌年3月分が課税されます
【軽自動車税】
・市町村が課税
・2015年3月末までに新車登録した軽自動車 7,200円
・2015年4月1日以降に新車登録した軽自動車 10,800円
・4月2日以降に購入した場合→ 翌年度まで課税されません
(注)自動車税・軽自動車税は使用年数や環境基準達成度によって変わります
平成28年4月から「運輸支局」で受検する際は、下記条件を満たしている場合は「自動車納税証明書」の提示を省略できるようになりました(軽自動車の場合は必要です)。
①自動車税を滞納していない
②自動車税を納付後3週間ほど経過している(納付後、確認システムに反映されるまで3週間ほど要するそうです)
※納付直後に受検したい場合は
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銀行やコンビニで納付し、写真の右赤枠「自動車税納税証明書(継続検査用、構造等変更検査用)」に領収日付印が押印された部分を準備しましょう。
(納付直後はシステムに反映されないため)
左側の領収書部分は不可ですのでご注意ください。またコピーも不可です。
近年スマホアプリで自動車税を納付できるようになった自治体もあります。
やはり納付直後に受検したい場合は、システムに反映されるまでの期間を自治体に問い合わせたうえで、納付方法を選択するとよいと思います。
またスマホアプリで納付した場合、領収証が発行されないと記載されている場合は、納付書にご自身で納付日を記入し保管しておくことをおすすめします。
口座振替日から納付確認システムに反映されるまで、しばらく期間を要します。
そのため納税証明書(継続検査用)を送付する自治体でも、車検証の「有効期間の満了する日」が5月31日~6月中旬の方は、なるべく5月30日までに車検を受けるよう促しています。
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その理由3つ
①5月30日までなら前年度の自動車税納付システムに反映されたデータで受検できる
②納税証明書(継続検査用)を提示する場合でも前年度分でよい
③車検は有効期限の1ヶ月前から受検できる
★納付書を使用しないで自動車税を納付し、直後に車検を受けたい場合について
自治体の税務課等へ納税証明書(継続検査用)を請求すると発行してもらえるようです。
その場合、引き落しが確認できる通帳が必要になるとのことです。詳細はそれぞれの自治体へご確認ください。
3:自賠責保険証明書(新旧2枚の提示が必要)

自動車の自賠責保険は強制保険(必ず加入しなければ車検は通らない)で、保険料は「加入期間」で決まっています。一般的な継続検査の場合は24ヶ月に加入します。
「加入中の自賠責保険証明書」と「車検証」を提示し、更新する車検満了日より1日以上長い保険期間の自賠責保険に加入し、新旧2枚の自賠責保険証明書を受け取ります。
運輸支局構内に加入窓口がありますが、どこで加入しても自賠責保険料は同じなので、加入場所はご自身で選べます。

▼自賠責保険料(強制保険)
2021年4月1日から保険料が引き下げられました。
保険期間 | 普通自動車 | 軽自動車 |
24ヶ月 | 20,010円 | 19,730円 |
(注)沖縄県・離島などは上記保険料とは異なります。
◆「自賠責保険」については、以前のこちらの記事で詳しくご紹介しています。
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4:自動車検査票(受検結果の記録用紙)
▼記入例
▼印紙、証紙を貼り付けたもの
記入例を参考に「車検証」を見ながら、ボールペンで記入します。「走行距離計表示値」は記入不要です。
用紙右上の「予約番号」は、「自動車検査インターネット予約システム」で予約した際、予約完了画面に表示されます。←後述の予約方法の章で詳しくご説明します。
「検査手数料納付書」欄に受検する自動車の検査手数料分の「自動車検査登録印紙」「自動車審査証紙」を運輸支局構内にある窓口で購入して貼り付けます。
▼検査手数料の印紙・証紙代
・自動車検査登録印紙 | ||
400円 | ||
・自動車審査証紙 | ||
継続検査 | 小 型 | 1,300円 |
小型以外 | 1,400円 |
5:継続検査申請書(3号様式/HPよりダウンロードすることも可)
▼記入例
▼HPよりダウンロードした用紙
記入例を参考に「車検証」を見ながら記入します。
真ん中より上方の枠内はえんぴつで、下方はボールペンで記入します。ご注意ください。
<押印について>
・押印は署名でもよい
・使用者が法人の場合は代表者印or代表者の署名
※署名ではなく押印されたい方は「印鑑」をご持参ください。
6:自動車重量税納付書
▼記入例
▼印紙、証紙を貼り付けたもの
記入例を参考に「車検証」を見ながらボールペンで記入します。
「自動車重量税」は「自動車の種別」「用途」「自家用・事業用の別」や「重量」、新規登録からの「経過年数」によって税額が変わります。(軽自動車は「重量」は関係しません)
・重量について 車両の重さ0.5トンごとに税額が変わります
・経過年数について 車両の新規登録から13年以上経過、18年以上経過によって税額が上がります
・エコカー減税対象車両は税額の減免があります
受検する自動車の「自動車重量税印紙」を運輸支局構内にある窓口で購入して、下方の「自動車重量税印紙貼付欄」に貼り付けます。
※受検する自動車重量税額は国土交通省のサイトで調べることができます。また窓口で教えてもらうこともできます。
車検証に記載されている「車台番号」とご希望の「検査予定日」を入力するだけで、検査予定日時点の自動車重量税額が調べられます。
ご利用可能時間は9時~21時です。24時間ではありませんのでご注意ください。
★「次回自動車重量税額照会サービス」はこちら:国土交通省
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「次回自動車重量税額照会サービス」はこちら:国土交通省
7:点検整備記録簿
ユーザー車検を受検する前に点検を実施した方のみ「点検整備記録簿」を提示します。していない方は受検時は不要です。
『自動車の点検整備は、検査の前または後にユーザー自身の責任で行う必要があります』となっています。
ユーザー車検の費用

ユーザー車検の費用は次の「法定費用」と言われるものです。
- 検査手数料:印紙 400円+証紙(小型)1,300円or(小型以外)1,400円
- 自動車重量税:受検する自動車重量税の印紙代が必要(私の場合は 24,600円でした/H31.3月時点)
- 自賠責保険料:一般的な継続検査は24ヶ月分の保険料です。(私の場合は 25,830円でした/H31.3月時点)
※受検する自動車の重量税は、前述の必要書類「6:自動車重量税納付書」の「次回自動車重量税額照会サービス」でご確認ください。
※前述の必要書類「3:自賠責保険証明書(新旧2枚の提示が必要)」をご参照ください。
▼私が実際に支払った法定費用です
(2019年3月受検当時の金額)
検査手数料 印紙400+証紙1,300 | 1,700円 |
自動車重量税 | 24,600円 |
自動車損害賠償責任保険料 (24ヶ月の場合) | 25,830円 |
合 計 | 52,130円 |
<車検の法定費用とは>
車検の法定費用とは「検査手数料の印紙・証紙代」「自動車重量税の印紙代」「自賠責保険料」を合計した金額のことで、一般的には諸費用とも言われます。
車検を整備工場等に依頼すると、法定費用の他に車検基本料や部品交換・整備した箇所があればその追加費用も必要になります。
ユーザー車検に必要な時間
ユーザー車検を受検するには、事前に予約をするのですが、、当日の各受付窓口や検査コースの混雑状況によって、ずいぶん所要時間には差があります。
検査コース前に並ぶまでの所要時間
私は受検当日にスムーズに検査コースに入れるように、事前に下見に行ったとき下記のことを済ませておきました。
①受検当日に受付窓口でもらう書類を先にもらい自宅で記入しておいた
②印紙・証紙を購入して、もらった用紙に貼り付けておいた
③運輸支局構内の自賠責保険取り扱い窓口で、新しい自賠責保険証を準備しておいた
受検当日までに①~③のことをしておいたので、当日は受付窓口に書類一式を提出し、すぐに検査コースの入口前に並ぶことができました。
書類提出窓口で「検査コース〇番の前に車を移動させて、並んで待機してください」と指示されます。
並んだ順番に検査が始まるので、書類を提出したら速やかに検査コース前に自動車を移動させましょう。
1日に検査時間は4ラウンドあり、予約したラウンドごとの受付時間内に書類一式を提出し受検するのですが、受検する順番は書類の提出順ではなく、検査コース前に並んだ順番です。

また混雑状況にもよりますが、トイレを済ませてから「検査コース」入口前に並ばれることをおすすめします。
私の場合、「検査コース」入口前に並ぶまでの所要時間は、運輸支局に到着してから10分ぐらいだったと思います。
◆本来ならば受検当日は下記の①~④の後、「検査コース」入口前に並ぶことになります。
各自の記入に要する時間や各窓口の混雑状況により、①~④にかかる所要時間の予想は難しいのですが、混雑なくできても30分以上はかかるのではないでしょうか。
①受付窓口で書類をもらい「車検証」を見ながら記入する
②印紙・証紙の販売窓口へ行き、購入して書類に貼り付ける
③自賠責保険取扱窓口へ行き、新しい自賠責保険証を発行してもらう
④書類一式を受付窓口に提出し、不備がないか確認してもらう
検査コースに入るまでの所要時間
「検査コース」入口前に並んだ時には、私の前に3台ぐらいいました。
「検査コース」へ入るのに順番を待っている間に、先頭の車から順に検査員さんが外部検査や車台番号などの検査をします。
ブレーキランプやワイパー、ウォッシャー液、ボンネットを開けて車台番号の確認、発炎筒などをチェックされます。(検査に関する詳細は後述します)
この検査が終わってしばらく待機していると、検査コースに入ることができました。「検査コース」入口前に並んでからの所要時間は20分ぐらいだったと思います。
検査コースに入ってから合格の判定をもらうまでの所要時間
「検査コース」に入ると4ヶ所で自動車を止めて検査を行い、自分で記録器に「自動車検査票」を挿入し検査結果を印字します。
最後に総合判定ボックス内にいる検査官さんに合格or不合格の判定をもらいます。
「検査コース」に入ってから、最後の総合判定をもらうまでの所要時間は20~30分ほどだったと思います。
新しい車検証・検査標章を受け取るまでの所要時間
総合判定ボックスの検査官から渡された合格判定の書類一式を受検申請した窓口へ戻って提出すると、「新しい車検証」と「検査標章(車検満了年月が記されたステッカー)」が交付されます。
所要時間は10分ぐらいだったと思います。
よって受検当日のユーザー車検に要する時間は、混雑していない日でも2~3時間はみておいた方が無難かもしれません。
受検当日に運輸支局でもらった3枚の書類に記入したり、印紙・証紙を購入したり、自賠責保険に加入したりして書類一式を受付窓口に提出してから、新しい車検証と検査標章を受け取るまでにかかると予想される時間です。
私の場合は書類一式を事前に準備しておいたことや、受検当日は混雑していなかったことから、約1時間10分で終えることができました。
ユーザー車検の検査項目
ユーザー車検の検査は大きく「検査コース入場前の検査」と「検査コース内での検査」に分けられます。

検査コース入場前の検査
検査コース入場前の検査には「外観検査」「同一性の確認」があります。
1:外観検査
検査コース前で検査官さんが先の順番の方から外観検査をするので、自分の順番を待ちます。
自分の順番がきたら、検査官さんに受付窓口でもらった書類一式を渡し「ユーザー車検は初めてです」と伝えました。(軽自動車のユーザー車検は受検したことがありましたが、陸運支局では初めてでしたので…)

検査官さんは自動車の周囲を回り外観を検査したり、ドアを開けて発炎筒が搭載されているかなどを検査します。
また検査官さんの指示でライト、スモールライト、ハイビーム、ロービーム、ブレーキランプ、ウインカー、ハザードなどを操作し、検査を受けます。
2:同一性の確認
▼車台番号を確認するために開ける場所
▼車台番号が刻印されている位置
受検する自動車が書類に記載の自動車と一致しているか、ボンネットを開けて車台番号や原動機型式などを検査します。
ボンネットは自分で開けて支持棒で固定するだけでよいのかと思いきや、「ここを開けて」と指示されました。
何のために開けるのか、どうやったら開くのか、開けてみたことがないのでわかりませんでした。すると「右にスライドして」と言われ、してみると引き戸のように開いてビックリ!(笑)
検査官さんがライトを当てて、その奥を覗いていました。←私は帰宅後、自分でライトを当てて覗いてみて、はじめて奥に車台番号が刻印されていたことを知りました。
落ち着いてよく見ると、その引き戸のような部分には「FRAME NUMBER」と書いてありましたが、受検時は「FRAME NUMBER」=車台番号ということすら知らなかったのです(笑笑)
そんな私でも1回でユーザー車検に合格したのですから、興味のある方は自信を持ってトライしてみてくださいね!
※この検査でボンネットを開ける時「軍手」があると手が汚れなくていいです。
また、隣の列ではボンネットを一度開け、きちんと閉めないで少し浮かせた状態で順番を待っている方もいました。
※最近知ったのですが、助手席のドアを開けると右下にも車台番号が刻印されたプレートが取り付けられていました。(メーカーや車種によって異なるかもしれません)
検査コース内での検査
検査コース内の検査には「サイドスリップ検査」「スピードメータ検査」「ヘッドライト検査」「ブレーキ検査」「排気ガス検査」「下回り検査」があります。
3:サイドスリップ検査
サイドスリップ検査は前輪タイヤの横滑り量を検査します。
検査官さんから「ラインにタイヤを合わせて、まっすぐ、ゆっくり歩くような速さで。絶対にハンドルを動かさないで進んで」とアドバイスをいただきました。
前方の電光表示器に「〇」が表示されたら合格です。
4:ブレーキ検査
ブレーキ検査は電光表示器に「ゆっくり前進 前輪停止線で止まる」と表示されたら
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ゆっくり前進し4輪をテスタ(ローラー)の上に乗せ、エンジンを切らないで、ギアをニュートラルにします。
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テスタが沈んでブレーキ検査が始まり、前方の電光表示器に従ってブレーキを踏みます。前輪、後輪、駐車ブレーキの検査です。
前方の電光表示器に「〇」が表示されたら合格です。
5:スピードメータ検査
実際の速度とスピードメータの誤差の検査です。
スピードメータ検査は電光表示器に「40キロでパッシング」と表示されたら
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ゆっくりとスピードを上げ、スピードメータが40キロを指したらパッシングをします。
基準範囲の誤差はOKとのことです。
検査官さんから「ハンドルはまっすぐに動かさないでしっかりと握っているように」「多少40キロよりずれても大丈夫だから」とアドバイスをいただきました。
前方の電光表示器に「〇」が表示されたら合格です。
6:ヘッドライト検査
ヘッドライト検査は電光表示器の指示に従いヘッドライトを点灯させ、光量と光軸の検査をします。
前方の電光表示器に「〇」が表示されたら合格です。
7:排気ガス検査
排気ガス検査は排気ガス中の有毒ガスであるCO(一酸化炭素)とHC(炭化水素)の濃度を検査します。
プローブ(細長い管のようなのもの)をマフラーに挿入し、前方の電光表示器に「〇」が表示されたら合格で、その後にプローブを抜いて元に戻します。
※この検査でプローブを持つ時「軍手」があると手が汚れなくていいです。
8:下回り検査
ラインの中央が空洞になっていて、中に検査官さんがいる位置で下回り検査をします。
軽自動車のユーザー車検の下回り検査ではリフトで高くあげられたのですが、今回はコース下が空洞になっていたので、リフトで上げられることはありませんでした。高所恐怖症の方には助かりますね。
エンジンを切り、ギアはニュートラルかパーキングに入れ、駐車ブレーキは引きません。
検査が始まると車体が左右にガタガタ揺れます。電光表示器の指示に従いブレーキを踏んだり、駐車ブレーキを引いたりします。
検査官さんから事前に「次の検査の時、車体がガタガタ揺れるから」と教えていただいたので落ち着いて指示通りにできました。
もし何も知らされていなかったら、慌てて恐怖を感じ固まってしまったかもしれません。
電光表示器に「〇」が表示されたら、エンジンをかけて自動車を前進させます。これが最後の検査でした。
※検査コース内に入ってから最後の検査までの間に、途中2ヶ所ほど記録器があり、降車して自分で「自動車検査票」を挿入し検査結果を印字します。書類を記録器に挿入するだけなので簡単です。
検査が全て終了したら、検査コース出口にある「総合判定ボックス」にいる検査官さんに書類一式を渡します。
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◆「合格」ならば、合格印を押印して返却された書類一式を受付窓口に戻り提出します。
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▼合格したら最後に窓口で受け取るもの4つ
「新しい車検証」「検査標章(車検満了年月が記されたステッカー)」が交付されます。
この時、受検のために提出した新旧の自賠責保険証、納税証明書(提出した方のみ)も返却されます。
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自動車のフロントガラスに貼り付けてある旧検査標章をはがし、新検査標章に貼り換えます。これにてユーザー車検終了\(^o^)/♪
◆「不合格」ならば、不合格項目を点検・整備・修理し、当日中に再度受検する(1日に合計3回まで受検可能)か別日に受検し直します。
手続きについての詳細は運輸支局の窓口でご確認ください。
ユーザー車検のメリット・デメリット

ユーザー車検のメリット
- 車検を安く受けられ家計費の節約になる
- 自分の自動車の状態や整備に関心をもったり詳しくなる
- 自動車にかかる税金や自賠責保険料などに詳しくなる
ユーザー車検のデメリット
- 運輸支局でユーザー車検を受けられるのは平日のみである
- 時間と手間がかかる
- 検査で不合格箇所があると、整備工場等で調整・修理費用がかかることがある
- 検査時の自動車の状態が安全・環境面で国が定める基準に適合しているか否かの検査しか行わない
- 検査担当者の指示通りに作業や操作ができないといけない
車検が混みあう時期や予約したラウンドによっては、?時間待ちということもある
場合によっては1日で終わらないこともあり、手間がかかるうえ最初から整備工場等に依頼したのとあまり変わらない金額になることもある
※ご自身の車がどのような状態なのかを把握しておくことが必要(新規登録からの経過年数や日頃の車両の状態)
※「検査項目」を運輸支局のサイト等で調べて、使われる用語や指示される作業、操作などを理解しておくとよい
ハザード、ウォッシャー、ワイパー、ハイビーム、サイドブレーキなど、とても簡単な用語ですが、検査官や電光表示器の指示通りにつけたり、消したり、アクセルやブレーキを踏み込んだり、ハンドル操作ができないといけない。
●車検の受検方法は大きく分けて2通り
1:運輸支局で自身で受ける方法=ユーザー車検(ユーザー車検を代行する業者もあり)
2:ディーラーや指定整備工場等に依頼する方法
●それぞれにメリット・デメリットあり
費用面だけをみて選択するのではなく、手間と自動車の日頃の状態を安全面も含めて考慮のうえ、自身に適した方法を選択することが重要です。
ユーザー車検の予約・当日までと当日にすること
ユーザー車検のメリット・デメリットを把握したうえで、ユーザー車検を受検すると決めたなら、まずは受検希望日時を予約します。
そして予約が完了し受検日が決まったなら、当日までにすること、当日することに分けて準備を進めていきましょう。
ユーザー車検の予約方法
1:予約可能日時

希望日時に必ずしも予約ができるとは限りませんので、車検満了日ぎりぎりにならないよう早目の日を設定し、予約システムで空き状況を確認してみることをおすすめします。
予約完了後にご都合が悪くなった場合、予約日の変更も「自動車検査インターネット予約システム」でできます。
【予約可能日】
平日のみ(土・日・祝日・12/29~1/3を除く)
【検査の受付時間と検査時間】
検査の時間帯は1日に4ラウンドあります。予約する際は「希望日」「希望ラウンド」を指定します。
ラウンド | 受付時間 | 検査時間 |
1ラウンド | 8:45~10:00 | 9:00~10:15 |
2ラウンド | 10:15~11:45 | 10:30~12:00 |
3ラウンド | 12:45~14:00 | 13:00~14:15 |
4ラウンド | 14:15~15:00 | 14:30~16:00 |
実は継続検査は有効期間満了日の1か月前よりもっと先の日でも、車検を受けることは可能です。
ただし更新後の有効期間は、受検日から2年後になるので要注意です。
2:受検日の予約

「自動車検査インターネット予約システム」で希望日と希望時間帯を4ラウンドの中から選択するのですが、初めての方は「アカウント登録」をしてから、「ログイン」に進みます。
▼アカウント登録画面

↓↓
「自動車検査インターネット予約システム」を初めて利用される方は、まず「新規アカウント登録」ボタンから、上記画面にて「アカウント登録」をします。
※「自動車検査インターネット予約システム」のご利用が初めての方は「新規アカウント登録」ボタン下に「FAQ(よくあるご質問)」「操作ガイド」ボタンもありますので、わからないことがありましたら、そちらでご確認ください。
↓↓
「アカウント登録」完了後に「ID」が発行されます。その「ID」と登録した「パスワード」がないと「ログイン」できません。
▼予約画面
「ログイン」ボタンから発行された「ID」と登録した「パスワード」を使って、予約画面に進みます。
予約完了までの間に、車両情報の入力が必要になりますのでお手元に「車検証」を用意しておこなってください。
上記画面が出てきたら、②「受検検査場の選択」で受検する運輸支局を選びます。
②を選択したら、下記写真のように「検査種別の選択」「検査車種の選択」のオレンジ枠欄に文字がでてきます。
↓↓
オレンジ枠内の該当ヶ所にチェックを入れ、次に進みます。
▼予約日時の入力画面
予約日時の入力画面では空き状況がわかるようになっていますので、予約不可の×印を除いた日時を選択します。
空き状況が「〇」「△」「数字」で表示されています。〇=15台以上、△=6~14台、数字=1~5台、×=空きなし。
3:「予約番号」を控えておく


登録したメールアドレスにも予約情報が送信されますが、スマホ等を忘れた場合なども想定して何かにメモしておくことをおすすめします。
★「自動車検査インターネット予約システム」はこちら|独立行政法人自動車技術総合機構
「自動車検査インターネット予約システム」はこちら|独立行政法人自動車技術総合機構
※無断キャンセルはしないようにしましょう!
当初の予約日が都合悪くなった場合は「自動車検査インターネット予約システム」で変更ができます。
また受検する運輸支局の電話番号を念のため控えておくとよいと思います。
※時間には余裕をもって受検しましょう!
予約したラウンドの受付時間内に検査書類一式を提出できるように、時間には余裕を持って出かけましょう。
受検当日に窓口で受け取り記入する書類があることや、印紙・証紙の購入時間、自賠責保険の更新を運輸支局構内にある窓口でする場合は、その時間も考慮する必要があります。
※「ID」「パスワード」は忘れないように控えておきましょう!
変更する場合や次回のユーザー車検を予約す場合にも使用できますので、忘れないように控えておきましょう。
受検当日までにしておくこと
- 自動車の不具合は修理しておく
- タイヤにホイールキャップがついている場合は当日までに外しておく
- スペアタイヤ、工具、荷物などを降ろしておく
●時間がありましたら、当日までに検査コースの見学をおすすめします
●受検当日にもらう書類も見学時にもらって、自宅で書いて持参するとラクですし、所要時間短縮にもなります
▼検査の見学コース入口
検査コースの見学は「継続検査」受付窓口でお願いしました。
検査コースの端が歩道のようになっていて、入口からでも出口からでも通り抜けできるようになっていました。(運輸支局によって異なるかもしれません)
何ヶ所かモニターがあり、検査内容を動画でも見ることができます。見学コースでは撮影禁止です。
また下記お知らせをもらったのが検査コース下見の時か受検当日だったのかよく覚えていませんが、当日慌てないようにご自身の自動車の装置を確認しておきましょう。
↓↓ 『自動車技術総合機構からのおしらせ』(独立行政法人自動車技術総合機構)より抜粋
②ハイブリッド自動車、アイドリングストップ機構付自動車の場合、排気ガス検査の際には、整備モードへの移行等によりアイドリング状態を維持すること。
③トラクションコントロール装置、横滑り防止装置、坂道発進補助装置等の装置を装着している場合、検査コースに進入する前に当該装置の作動状態を確認するとともに、必要に応じその機能を解除すること。
※ユーザー車検を受検する自動車の装置等でご不明な点は取扱説明書で調べたり、購入先に確認しておくとよいと思います。
受検当日にすること
- 自分で準備する書類を持参する→ 目次4「全国の運輸支局とユーザー車検の必要書類・費用・所要時間」の「ユーザー車検の必要書類」参照
- 運輸支局の受付窓口で受け取る書類3枚に記入と印紙・証紙を購入して貼り付ける
- 自賠責保険の更新をする(既に他で更新した方は新しい自賠責保険証明書を忘れないように)
- 検査料と重量税の印紙代、自賠責保険料(他で加入者は不要)を持参する
運輸支局と軽自動車検査協会のユーザー車検の相違点3つ
運輸支局と軽自動車検査協会のユーザー車検では相違点がいくつかありましたが、ここでは大きな相違点を3つご紹介します。
1:車両の下回り検査について
・運輸支局・・・検査コースの下が空洞になっているところに検査官さんがいて下回り検査をする
・軽自動車検査協会・・・車両ごとリフトで上げられて、検査官さんが検査コースに立って下回り検査をする
2:自動車税納税証明書の提出について
・運輸支局・・・条件を満たせば提出を省略できる場合がある
・軽自動車検査協会・・・必ず提出する
3:自動車検査票について
・運輸支局・・・検査官さんが記録する箇所と自分で検査記録器で印字する箇所がある
・軽自動車検査協会・・・検査官さんが全て記録する
ユーザー車検のほかでお得に車検を受ける方法!
ここまではユーザー車検を受ける方法や費用、またメリッ・デメリットについても見てきましたが、
「ユーザー車検だと費用は安いけど、やっぱり自分でするには手間がかかりそう…」
「忙しいからどこかに頼みたいんだけど、費用はなるべく抑えたい…」
「どこが安いか比較して一番お得な車検を受けたい…」
という方には「楽天車検」がおすすめです!
楽天車検の特徴

楽天車検とは、楽天の提携先となっている複数の車検店舗の中から、自分が見積もりをしてみたい店舗のみに申し込み、その店舗で車検を受けることができるサービスです。
よくある複数店舗の一括見積とはちょっと違い、どの店舗に見積の申し込みをするのかを自分で選べるのが特長です。
下記キャンペーンのサイトで、車検費用の概算だけでも調べることができます。
楽天車検が人気となっている3つの理由
楽天車検が人気となっている理由には、以下の3つがあります。
1:楽天車検の実施店では店舗ごとのサービスが充実!

ぜひ比較してみてくださいね。
例えば、次のような「ネット特典」が受けられる店舗があります。
- オイル交換が2年間無料
- 次回車検までガソリン・軽油が●●円引き
- 超撥水洗車と室内清掃を無料サービス などなど。
2:車検を受けるだけで楽天ポイントが加算!
楽天車検のサイトを通して実施店で「車検の見積 → 予約 → 実施」を行うと楽天ポイントが最低でも500ポイントもらえます。

3:クレジットカード決済で、さらにお得に車検が受けられる!

またクレジットポイントも結構もらえるのでお得です。
さらに楽天車検では、楽天カード払いで1.5倍のポイントがつく店舗もあります。例えばENEOSなど。
下記キャンペーンのサイト内で確認できます。「カード払いOK、楽天カード ポイント1.5倍」と表示されています。
◆対象となる車検実施期間:2021年04月01日(木)~2021年09月30日(木)
※表示される「参考車検価格」について
最初に表示されるのは「軽自動車」の車検費用の概算です。
「車種」は次の4種類から選択できます。
・軽自動車
・小型乗用車(例:ヴィッツ・フィット・マーチ)
・中型乗用車(例:カローラ・シビック・レガシー)
・大型乗用車(例:クラウン・スカイライン・マークX)
まとめ
ユーザー車検は軽自動車検査協会で過去に一度受検した経験がありましたが、今回は前回と違う運輸支局で自動車も違ったため緊張しました。
でも検査コースを事前に下見できたことや、本来なら受検当日に窓口でもらって記入する書類も家ですべて記入し持参できたので、所要時間の短縮と不安を減らすことができました。
また、受検開始前に「ユーザー車検が初めてであること」を検査官さんにお伝えしておいたので、次に行う検査の丁寧な説明や、その時々に的確なアドバイスをいただくことができ、とても助かりました。
そのおかげで、無事に1回でユーザー車検に合格することができました。
ですので、初めて「ユーザー車検」を受検する方は、そのことを検査官さんにお伝えしておくことをおすすめします!
私は運輸支局のユーザー車検についてはインターネットで色々調べて臨んだのですが、当日の検査官さんの的確なアドバイスの有無は今回の合格に大きく影響したように思います。
受検する時は運転者一人乗車で行うため、初めての方は誰でも緊張すると思います。そんな時、検査官さんからお声をかけていただいたり、アドバイスを受けられたり、質問できたりすると緊張もほぐれて落ち着いて受検できると思います。

それぞれのいいとこ取りで交互(2年ごと)に受検方法を変えている方もいるようです。そのような方法もいいですね。
皆様もユーザー車検に興味がありましたら、一度受検してみてはいかがですか?
費用を節約できるだけでなく、自動車の状態や所有に関する知識を深められるよい機会になると思います。
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皆さんは『ユーザー車検』をご存知ですか?