【主婦におすすめの国家資格9選】在宅でも取れる&社会復帰に役立つ資格

【主婦におすすめの国家資格9選】在宅でも取れる&社会復帰に役立つ資格
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共働き世帯は年々増加しており、令和元年には1,300万世帯に迫る勢いであることが、男女共同参画局の調査でわかっています。

出産・子育て・介護など、さまざまな理由で一時的に離職・休業をしても、落ち着いた時期に仕事へ復帰する人がほとんど。

復職するときに役に立つということから、資格取得について主婦からの関心が高まっています。

そこでこの記事では、数ある資格のなかでも社会的信用度の高い「国家資格」にスポットを当てて、取得するメリットやおすすめの国家資格を紹介していきます。

主婦におすすめの国家資格9選

国家資格は法律に基づき国が定めた資格なので、社会的信用度も高いです。その分、民間資格と比べて取得するまでの時間や難易度が高いことは否定できません。ですが、努力をすれば主婦でも取得可能な資格です。

ここからは、子育てや家事をこなす主婦にもおすすめの国家資格を9選紹介していきます。合格率・受講料・学習期間といった詳細も合わせて見ていきましょう。

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーとは、保険や年金といった暮らしに関するお金の知識を持つ専門家です。収入・支出・資産などの家庭データから分析し、相談者にとって最適となるアドバイスや援助を行います。

ファイナンシャルプランナーは、保険業・金融業・不動産業など活躍できる職業が多いということもあって、とても人気の国家資格です。FP技能士は3級から1級まであり、60問の学術試験と実技試験が同日に行われます。

3級の場合は合格率が70%と高め。ファイナンシャルプランナーを目指している人であれば個人でも受験が可能なので、主婦でも取得しやすい国家資格です。

合格率 3級70%・2級25~30%・1級97.7%
受講料 8,700円
試験概要 マークシート式問題が60問出題・実技試験
学習期間 約6カ月
試験日 年に3回
ファイナンシャルプランナー(FP)講座
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宅地建物取引士

宅地建物取引士

宅地建物取引士は毎年約20万もの人が受験している人気の国家資格です。不動産取引や賃貸仲介に必要となる資格で、不動産業界への転職が有利になるので、復職を狙っている主婦にも人気があります。

特別な受験資格は無く、学歴や年齢問わず誰でも挑戦することが可能です。権利関係・法令上の制限・宅建業法・税と価格に関することの4科目を学ぶ必要があり、難易度の高い国家資格というイメージがあります。

しかし、試験自体の難易度は他の国家資格と比べて低めとされており、通信教育の平均受講期間は6カ月と短め。宅地建物取引士は資格手当がつきやすいメリットもあり、給与アップも見込めます。

合格率 15~18%
受講料 7,000円
試験概要 四肢択一式の筆記問題が50問出題
学習期間 約6カ月
試験日 年1回、10月の第3日曜日に実施
宅地建物取扱士(宅建士)講座
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行政書士

行政書士

行政書士は幅広い分野での法律に長けており、街の法律家として行政に関する書類作成を行います。行政書士はお堅いイメージが強く、受験資格が厳しいと思われている人が多いです。

しかし、行政書士の試験に受験資格は無く、学歴や年齢問わずに初心者でも受けられるので、主婦にもおすすめの資格です。一度取得すると生涯に渡って活動することができ、自宅でも開業することが可能な点もメリット。

法律を扱うので簡単に取得できる国家資格ではありませんが、子育てや家事で忙しい主婦でも、1日3~4時間の学習で試験に挑むことができます。

合格率 10%前後
受講料 7,000円
試験概要 法令科目・一般知識の2分野で合計60問出題
学習期間 約6カ月
試験日 年1回、11月の第2日曜日に実施
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介護福祉士

介護福祉士

数ある介護資格のなかで唯一の国家資格である介護福祉士は、介護業界でキャリアアップに繋がる資格です。身体介助の他に、スタッフへの指導や介護者家族へのアドバイスを行うので、職場ではリーダー格として動きます。

介護業界の需要が年々高まっており、職を失うという心配が少ない点が魅力でしょう。また、介護に関する知識が取得でき、将来的に自身の家庭でも役立つというメリットが、主婦におすすめの理由です。

介護のスペシャリストとなるための国家資格なので、受験資格が定められています。

福祉系の学校を卒業しておらず一からスタートする場合、介護施設で3年以上の実務経験を積み実務者研修を修了する実務経験ルートを突破することで、介護福祉士を受験する資格が得られます。

合格率 70%前後
受講料 15,300円
試験概要 五肢択一式のマークシート問題が125問出題
学習期間 約3カ月
試験日 年1回、1月に筆記試験を実施。合格後3月に実技試験
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登録販売者

登録販売者

登録販売者は2009年に誕生した比較的新しい国家資格。薬剤師の代わりに風邪薬などの一般用医薬品を販売することのできる資格で、ドラッグストア・コンビニエンスストア・ホームセンターといったお店で需要があります。

主婦から薬剤師を目指すのはとてもハードルが高いですが、登録販売者であれば学歴や年齢などの受験資格が無く、未経験者でも取得しやすい資格です。

覚えることの多い資格なので学習期間は長めですが、家事や育児の合間にコツコツと学習することで、主婦でも登録販売者の資格取得が実現できます。

合格率 40~50%
受講料 12,000~18,200円(都道府県によって異なる)
試験概要 マークシート方式の問題が合計120問出題
学習期間 約8カ月
試験日 年に1回(都道府県によって異なる)
\登録販売者講座/
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ITパスポート

ITパスポート

ITパスポートはITの基礎的な知識を身につけていることを証明する国家資格です。年間10万人以上が受験している人気の資格で、年に20~60回の試験日が設けられています。

日程や回数は都道府県で異なりますが、多いところでは毎週のように試験が行われており、主婦でも時間を作りやすいのが嬉しいポイントです。高校生の受験者が多く、難易度もそれほど高くないので独学でも挑戦しやすい資格といえます。

ITパスポートを取得しておけばITの基礎ができていることをアピールでき、IT企業への就職を有利にします。

合格率 50%前後
受講料 5,700円
試験概要 四肢択一式の問題が100問出題
学習期間 約4カ月
試験日 年に20~60回(都道府県によって異なる)
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保育士

保育士

子育ての経験を活かせる職業ということもあり、国家資格を取得して保育士を目指すという主婦が多いです。女性の社会進出が進み、年々保育士の需要が高まっています。

保育士は一度取得したら生涯に渡って輝く資格なので、世の需要を考えると取得して損は無いと言えるでしょう。四年制大学や短期大学を卒業している場合は、保育関連の学部を出ていなくとも受験資格があります。

覚える知識が多く実技試験もあるので、独学ではなく通信講座や専門学校を利用して保育士試験に挑む人が多いです。

合格率 20%前後
受講料 12,950円
試験概要 筆記試験160問、実技試験は2分野を選択
学習期間 約12カ月
試験日 年2回
\保育士講座/
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調理師

調理師

調理師はただ料理をするのではなく、衛生面や栄養面の知識を身につけて、安全面に考慮して調理をするプロです。レストランなどの飲食店をはじめ、宿泊施設・病院・イベント会場など、幅広い場で活躍することができます。

職として役立つだけでなく、栄養や衛生の知識は家庭でも役立つので、主婦ととても相性の良い国家資格と言えるでしょう。料理を得意とする主婦の腕が輝く資格です。

調理師の資格は専門学校に通っていなくとも、調理業務に2年以上携わっていれば受験資格があります。一からスタートする場合は、魚介類販売業や総菜製造業などでの経験を積んでから試験に挑みましょう。

合格率 60%前後
受講料 約6,000円
試験概要 マークシート方式による四肢択一問題が60問出題
学習期間 約6カ月
試験日 年1~2回
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危険物取扱者

危険物取扱者

危険物取扱者では危険物に関する知識を取得でき、危険物を取り扱うことができるようになる国家資格です。ガソリンスタンドの従業員やビルの設備管理スタッフといった職業で重宝されます。

危険物取扱者は甲種・乙種・丙種の3種類があり、取り扱い危険物の種類や立ち合い業務の有無で分類されています。なかでも、とくに人気の種類が乙種の第4種です。

ガソリン・軽油・灯油などの危険物が対象となっており、身近な種類ということもあり多くの人が受験しています。ガソリンスタンドでの就職を目指している主婦の人は、乙種の第4種を狙って受験すると良いでしょう。

合格率 40%
受講料 甲種6,600円・乙種4,600円・丙種3,700円
試験概要 五肢択一式のマークシート問題が25~35問出題
学習期間 約5カ月
試験日 年に2回以上
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主婦が国家資格を取得するメリット

主婦が国家資格を取得するメリットとして挙げられるのは以下の4つです

  • 国家資格があれば仕事に復帰しやすい
  • 資格手当により給料がアップする可能性もある
  • 限定的な仕事にも就ける
  • 自信に繋がる

厚生労働省の仕事と育児に関する調査によると、コロナウイルスが流行り出した2020年の離職率が高く、多少なりともコロナウイルスが関係していると答えた人は21.4%でした。

参考:令和2年度 仕事と育児等の両立に関する実態把握のための調査研究事業

離職理由として多かったのが「家事と育児に時間を割くため」「両立するのが難しい」という理由です。そして離職後に、育児が落ち着いたらいずれ就労したいと考えている人が74%もいます。

しかし、再就職の難しさについての質問では、76.5%もの人が再就職の難しさを感じており、復職への不安を抱いていることがデータからもわかります。

離職していたことによるブランクが一番の不安材料となり、社内のペースに合わせて仕事ができるか?スキルは追いつくか?という不安を雇用側が抱いてしまいます。そんな不安をカバーするのが、主婦期間中に取得した国家資格です。

主婦として子育てや家事はもちろん、スキルアップのために勉強をしていたというアピールになり、復帰のしやすさへと繋がります。また、仕事によっては国家資格があると資格手当がつき、給料がアップする可能性もあります。

まとめ

主婦が社会復帰するときに、雇用側から求められるのは即戦力です。主婦期間中に国家資格を取得したとなれば、ブランクを感じさせない能力を発揮したり、勘を取り戻すまでの自信に繋がったりします。

今では参考書などは気軽に購入できるうえに、指導やアドバイスをしてくれる通信講座なども活用できます。「今からじゃ遅い」「この年齢で」と不安にならず、資格取得に向けて頑張りましょう。