
妊娠中のママさんはお腹が大きくなるにつれて、生まれてくる赤ちゃんとの対面に喜びと期待が膨らんでくる反面、出産後は、誰に何を手伝ってもらうのがいいのか、悩みがでてくる人もいるのではないでしょうか?
特に初産のママさんは、初めて経験することなので何かと悩みや不安を抱えている方も多いようです。
そこで、今回は産後の手伝いの内容から期間やストレス、手伝いなしの場合に大変なこと、最後のお礼の仕方やタイミングについてまとめてみました。
実母や義母、パパさんと協力してスムーズに産後の子育てをしたいという方はぜひ参考にしてみてください♪
・産後の手伝いの内容と期間
・産後の手伝いでよくあるストレス
・産後の手伝いなしの場合に大変なこと
・お礼の仕方やタイミング
目次
産後の手伝いは必要?
出産は個人差が大きく、楽な人もいれば生死をさまようほど大変な人もいます。
また出産後、病院にいる間に元気に回復する人もいれば、そうでない人もいます。
何があるかわかりませんので、とりあえず出産前には、出産後の家事を誰かに手伝ってもらえるようにお願いをしておくとよいと思います。
もし産後のママさんの回復が早く順調にすすめば、手伝ってもらう期間を短縮したり、自分一人で、またはご主人と二人だけでできるようでしたら手伝いを断ればいいのだし…
とにかく出産後の母子1か月健診までは、赤ちゃんと無事対面できた喜びと、母体の回復を第一に考えたらよいと思います。
産後うつになったりしたら、結局、長期間、母子も家族も、大変な労力が必要になってくるのですから…

またママさんがお風呂に入っている間は、誰かに赤ちゃんを見てもらえると、ほんのしばらくでもリラックスできる時間がもてていいですよ。
産後の手伝いは何をしてもらうの?
ママさんにとって、お手伝いをしてもらうのが実母、義母、パパさんの場合では、してほしいことが違ってきますよね。
次は、手伝ってくれるのが実母、義母、パパさんの場合に分けて、お手伝いしてもらう内容と、その人に気をつけてほしいことをまとめてみました。
それぞれのママさんにとって、お手伝いをしてほしいことは違うと思うし、お手伝いをしてあげる人にとっても、できることや範囲が違うと思うので、あくまでもご参考にしていただければと思います。
実母の場合の手伝いと注意してほしいこと

赤ちゃんのお世話は、なるべくママさんがして、それ以外の家事を手伝ってもらうとよいでしょう。
【実母に注意してほしいこと】
実母(義母も同様)は赤ちゃんのお世話を自分がして、家事をママさんにするように仕向けることのないように気をつけましょう。
出産前にはママさんもそれなりに、その時代に応じた育児方法や便利グッズについて、雑誌や育児書、ネットなどで知識を得たり、講習を受けたりしていると思います。
ですから、赤ちゃんのお世話に関してはママさんにお任せし、困って手助けを求められたら実母(義母)が手助けをしてあげて、そのほかは家事に徹する心遣いが大切だと思います。
また実母とママさんとの間には殆ど遠慮がないので、ついついお互いが感情的になって衝突してしまうことがないように、実母側が気遣ってあげましょう。
義母の場合の手伝いと注意してほしいこと

義母に直接伝えるとなると言いにくかったり、断りにくかったりすることがあると思うので、間にパパさんに入ってらうようにしましょう。
お手伝いのことがきっかけで、仲が悪くなるのはイヤですからね。
近くに住んでいるのであれば、料理を作ってもらってパパさんに取りに行ってもらうのもいいですね。
【義母に注意してほしいこと】
何事もパパさんを通して、ママさんの本心を尊重して行動してあげてほしいと思います。
日中はパパさんがいなくて義母とママさんだけの時間になることが多いと思うので、手伝ってほしいことの内容などは、出産前にママさんからパパさんに、パパさんから義母に伝えてもらいましょう。
義母もパパさんを通して何でも聞くようにしてあげると、ママさんは本心を伝えられて気が楽だと思います。
義母はママさんが気を遣わなくてすむように、頼まれたお手伝いだけに徹し、頼まれたこと以外はしないように心がけましょう。
また離れて住んでいるのであれば、便利家電を購入してあげたり、ママさんが希望するなら、料理や材料の宅配費用を1ヶ月分ぐらい出してあげるなど、ママさんが余計な気を遣わなくて済むようなお手伝いの仕方を考えてあげるといいですね。
パパさんの場合の手伝いと注意してほしいこと
手伝ってもらうのがパパさんの場合は、育児休暇を取りやすい職場で、ママさんが希望するなら、実母や義母が手伝える状況でも、できる限り二人で協力して育児の楽しさや大変さをパパさんと一緒に経験してほしいと思います。
例えば泣きわめいている赤ちゃんでも、沐浴する(乳児の体を洗うこと)時は、大抵泣き止んで何とも言えない気持ちよさそうな表情を浮かべるところなどは、ぜひパパさんにも見ていただきたいです。
赤ちゃんの体を洗う時は、片手で赤ちゃんの両耳を押さえて頭を支えるのですが、パパさんの大きな手がとても役に立つので、沐浴はパパさんに手伝ってもらえると、とても助かります。
また産後初めて家事を手伝うのでは、不慣れなパパさんに余計ママさんのストレスが増すことのないように、出産前から少しずつ家事を手伝ってもらい練習してもらうとよいでしょう。
料理が得意ではないパパさんには、具だくさんスープ・みそ汁、鍋、カレーやシチューなど、野菜や肉、魚のすり身を切って煮込むだけの簡単で栄養のある料理を、出産前のママさんの都合や体調がよい時に教えてあげて、作ってもらうとよいと思います。
料理に不慣れなパパさんには、骨がある魚の扱いはとてもハードルが高く、食べる側に小さな子供さんがいる場合も、食べさせるのに手間がかかります。
魚は「すり身」や「骨抜き切り身」を使うと、肉と同じような扱いで調理できるのでおススメです。「すり身団子」を使うと切る手間がいらず、もっと簡単です。
「すり身団子」を購入する際は、なるべく「無添加のもの」や「添加物の少ないもの」を選びましょう。
また最近では「骨抜き切り身」も販売されています。こちらも扱いが簡単です。
【パパさんに注意してほしいこと】
産後の手伝いを義母(パパさんにとっては実母)にお願いする場合は、ママさんの本心を尊重してあげられるように、うまく間に入ってあげてほしいです。
また出産後ママさんが回復するまでだけではなく、赤ちゃんが大きくなるまでの間には高熱を出したり、ママさんが熱を出して寝込んだり、ママさんしかできない用事で家事を任されることがあるかもしれません。
そんな時にも簡単・栄養たっぷり、煮込むだけの具だくさんスープ・みそ汁などを作ってあげられるパパさんだと、ママさんは大助かりでパパさんの株も上がること請け合いです。
初産でない方は生まれた赤ちゃんの上の子供さんのお世話もあるので、仕事の休暇が取れるようでしたら、ぜひ上の子供さんのお世話はパパさんに頑張っていただきたいです。
産後の手伝ってもらう期間はどれくらい?

初産の場合は何もかもが初めてで、何かと心配な方もいるでしょう。
ママさんの回復(産後の肥立ち)は個人差が大きく、自然分娩か帝王切開の違いでも回復する期間が違ってきますので、ママさん自身が様子をみながら、お手伝いしてもらう期間を縮めてもらったり、延長してもらったり判断すればよいと思います。
お手伝いをしてもらうことで、ママさんが助かるのでしたら、できれば可能な限り長くお願いし、回復だけではなく充電期間があると、なおよいですね。
手伝ってもらうのが実母の場合の期間
2~3週間より長くても、ママさんが気を遣わなくて大助かりなら、可能な限りお手伝いしてもらうとよいでしょう。
ママさんが心身ともに回復して、元気に育児や家事がこなせるようになってきたら、毎日のお手伝いは、もう不要ということにしてはどうでしょうか。
その後は1週間、10日、1か月に1度など、お手伝いを必要とする時にママさんから連絡をするということにしたらよいと思います。
実母(義母)側も出産直後のお手伝いを終えた後は、ママさんにお手伝いが必要かどうか確認してから、また赤ちゃんの様子を見に行くにしても了解を得てからにしましょう。
手伝ってもらうのが義母の場合の期間
ママさんが回復するのに、おおよそ2~3週間といわれていても、パパさんに助けてもらえなくて本当に困る最短期間、困ることだけをお願いするのにしたらよいと思います。
義母と仲の良いママさんでも、出産後のお手伝いのこと、赤ちゃんのことで、関係が悪化する場合もあるので、そうなったら悲しいですよね。
義母の場合は、お手伝いを頼む内容や期間は、ママさんが直接言いにくい場合もあるので、パパさんを通して伝えてもらうとよいです。
手伝ってもらうのがパパさんの場合の期間
ママさんの出産、出産後、パパさんが育児休暇が取れるようでしたら、仕事に影響がない範囲で長く取ってもらい、家事をパパさんに手伝ってもらうとよいですね。
ママさんは気を遣わなくてもよいし、何よりパパさんも父親としての自覚が増し、その後の育児にも良い影響があると思います。
パパさんの会社や業務内容によっても、休暇取得には随分差があると思うので、パパさんができない分を実母や義母に補ってもらうのがよいのではないでしょうか。
産後の手伝いでストレスはあるの?

そのことを手伝う側が心得ておかないと、ママさんに過剰なストレスを与えてしまうことがあるので注意しましょう。
手伝ってもらうのが実母の場合のストレス
ママさん側のストレス
ストレスがなく何でも頼みやすいとは思いますが、それぞれの親子関係にもよります。
実母だと遠慮がないため、お互いに感情的になりやすい点もありますのでケンカにならないように気をつけたいものです。
実母側のストレス
ママさんが実子なのでストレスはないと思いますが、遠慮がないため、お互いに感情的になってケンカにならないように、産後しばらくの間は実母側が言動に気をつけるようにしたいものです。
手伝ってもらうのが義母の場合のストレス
ママさん側のストレス
義母との関係にもよりますが、たとえ出産前は仲良くできていても、出産後のお手伝いでママさんのストレスになったり、トラブルが発生したりすることもありますので、パパさんを通して義母へ、ママさんの本心を伝えてもらうようにしましょう。
義母側のストレス
ママさん(嫁)との関係にもよりますが、たとえ出産前は仲良くできていても出産後のお手伝いで、ママさんのストレスになったり、トラブルが発生したりすることもありますので、パパさんを通してママさんの要望を聞き、そのことのみに徹するのがよいと思います。
ママさんは義母に直接だと本心を伝えにくいということを、気遣ってあげられるとよいですね。
ママさんが気を遣うことやストレスになるようなことはしないように、頼まれたことだけに徹するほうが、お互いにストレスにならなくてよいと思います。
手伝ってもらうのがパパさんの場合のストレス
ママさん側のストレス
家事を器用にこなせるパパさんでしたら、ママさんにとっては3人の中で一番ストレスがなく、お手伝いしてほしい人だと思います。
ただ、なかなか家事を器用にこなせるパパさんは少ないと思います。
パパさんのお手伝いに、もし不満を感じる時があっても、ママさんが回復するまでの間「何とか、しのげればよい」くらいの気持ちで、多めに見てあげましょう。
パパさん側のストレス
日頃から家事に慣れているパパさんにはストレスがないかもしれませんが、そうでないパパさんには、かなりのストレスになるかもしれません。
でも赤ちゃんは二人にとっての大事な宝物ですので、出生の喜びと同時に子育て参加の第一段階として、ママさんの子宮や心身がしっかり回復するように助けてあげましょう。
産後の手伝いなしの場合、大変なことは何?
産後の手伝いを全く誰にもしてもらわない場合、どんなことが大変になってくるのでしょう。
育児で大変なこと
初産の場合は、特に沐浴をする時に手伝ってもらえないと、慣れるまでは、かなり大変かもしれません。
また生後1か月ぐらいまでは、母乳やミルクを飲んだ後に吐いたり、便が柔らかいため着ているものや周りを汚したりして、洗い物がどっさり増えたり、場合によっては掃除等の後始末も増えることがあります。
それに生後しばらくは、赤ちゃんは母乳やミルクの間隔が定まらず、ママさんはどうしても寝不足になりがちです。
そんな中で手伝いなしで家事をこなさなければいけなくなると、ママさんはゆっくり体を休める時間がなくなり、かなり大変だと思います。
家事で大変なこと

毎日、赤ちゃんの母乳またはミルクの時間とオムツ替えが優先される生活の中で、赤ちゃんの沐浴やママさんの入浴、ママさんの睡眠、洗濯、掃除などの合間に、自分や家族の食事を作るとなると、かなり大変です。
ましてや新生児を連れて買い物に出かけるとなると、とても労力がいります。
もし産後の手伝いを誰にも頼めない場合は、レトルト食品、冷凍食品、保存食を準備しておいたり、買い物はネットスーパーを利用したり、他には出前や配達弁当などをうまく組み合わせるとよいでしょう。
時間や手間をかけずに、食事や栄養が摂れるように、出産前から準備や下調べ、味見をしておくことをおススメします。
また実母や義母とそんなに家が離れていなければ、料理を作ってもらい、パパさんに取りに行ってもらえると、とても助かりますね。
作ってもらっても実母や義母の都合で訪ねて来られるのでは、ストレスが溜まると思うので、そこはパパさんにお願いをしましょう。
また大変な時はパパさんに外食してもらい、ママさんの分を買ってきてもらうというのもアリかと思います。
ママさんは家事を手抜きしてでも、体を休め、回復させることが大事です。
回復(産後の肥立ち)が悪いと、赤ちゃんもママさんも、パパさんも、ご家族も、長期間辛い思いをすることもあるので、出産後おおよそ1か月は、ママさんの心身の回復が最優先です。
その他で大変なこと
ママさんがお風呂に入る時や、ママさん本人の病気で病院などへ行く時、また美容室へ行く時などは、誰かに赤ちゃんを見てもらえるとリラックスできたり、短時間で済ませられたりと助かると思います。
ママさんから産後の手伝いのお礼
実母、義母、パパさんへ、ママさんから産後の手伝いのお礼は、ほんの気持ちの品で良いと思うので、産後一段落したら、してあげると喜ばれると思います。

ほんの気持ちの品でよいので、「母の日」「敬老の日」などのプレゼントとは別物感があれば、それでよいのかなと…(笑)
また手伝ってもらうのが当然だと思いがちなパパさんや実母に対しても、好きな飲み物やお菓子だったり、普段よりちょっと贅沢なビール1本でも十分喜んでもらえるのではないでしょうか。
パパさん以外へは、出産祝いのお返しの「内祝い」と同時でも、品物は別にしてあげるとよいですね。
まとめ
出産、特に初産の場合、ママさんは出産後のことが何かと気にかかると思いますが、ママさんの要望に沿った手伝いや協力をしてもらえるとなると、安心して出産に臨めるのではないでしょうか。
出産・出産後の回復は個人差が大きく、手伝いが必要となる期間や内容も様々です。
また産後の手伝いや育児によるママさんのストレスが影響して、よく出ていた母乳が止まってしまうこともあります。
何よりも大切なのは『ママさんの要望を第一に考慮し、かえってママさんのストレスにならないような手伝いをしてあげる』という周囲の心遣いです。
産後ママさんが元気に回復し、赤ちゃんのお世話や家事をこなせるようになるまでは、パパさん、ママさんのご家族、パパさんのご家族は、ママさんの要望に沿ったお手伝いや協力、見守りをしていただけたらと思います。
家族が増えることで、幸せが増しますように♪
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