石川県金沢市中心部に位置し国の特別名勝に指定されている兼六園は、水戸の偕楽園、岡山の後楽園にならぶ日本三名園の一つです。
兼六園はどの季節もそれぞれに美しく、それぞれに異なった趣が楽しめるまさに名園ですが、約420本もの桜が次々と咲き誇る『春の兼六園』もまた格別です。
今回は兼六園の春の風物詩の一つ「桜のお花見」の見頃やライトアップ期間、見どころの人気スポットについてまとめてみました。
目次
【追記 2023/04/01】動画 2023年春の桜
🌸🌞兼六園 2023/03/28撮影
🌸🌞石川門周辺 2023/03/28撮影
🌸✨兼六園ライトアップ 2023/03/30撮影
🌸✨金沢城公園ライトアップ 2023/03/30撮影
2023年 兼六園の桜の見頃はいつ?
桜の開花・満開予想
2023年 桜開花・満開予想
2023年の桜開花・満開予想については日本気象協会発表の日を記載しています。
🌸金沢の桜開花しました!
3月14日発表では 3月28日
3月22日発表では 3月24日
🎉3月23日金沢地方気象台の桜(そめいよしの)標本木の開花発表がありました
↓↓「桜(そめいよしの)の開花について」詳細はこちら|金沢地方気象台
桜(そめいよしの)の開花について
🌸🌸金沢の桜満開予想
3月14日発表では 4月1日
3月27日発表では 3月28日
🎉🎉3月30日金沢地方気象台の桜(そめいよしの)標本木の満開発表がありました
昨年の満開日は4月5日だったので6日も早いそうです。
↓↓「桜(そめいよしの)の満開について」詳細はこちら|金沢地方気象台
桜(そめいよしの)の満開について
桜の開花は気温が高いと早まり、低いと遅れるため
「開花予想日」や「満開予想日」は今後の気温の変化によって変わってきます。
注:金沢は金沢地方気象台(金沢市西念)敷地内にある標本木で観測されます。
兼六園の標本木は、これより少し遅れることが多いようです。
毎年春になり桜が開花すると、とてもお天気が気になりだします。
急に気温が上がって一気に満開となり短期間で散ってしまわないか…
また強い雨や風で無残に散ってしまわないか…
桜の開花後は少し低目の気温で
晴れの穏やかな日が1日でも長く続いてくれるといいなと願っています。
優しい桜色を少しでも長く、少しでも多くの人々が楽しめますように!
≪ご参考までに≫
・桜の開花、満開を観測する標本木はどこにある?
全国各地の気象台や測候所構内にあり観測用に定められている。
例外として東京は靖国神社、京都は二条城、大阪は大阪城西の丸庭園などがある
・桜の標本木の品種は?
原則は「ソメイヨシノ」
例外として沖縄は「カンヒザクラ」、北海道は「エゾヤマザクラ」(本州よりの一部はソメイヨシノ)・・・理由はソメイヨシノが生育しにくいため
・ソメイヨシノを漢字で書くと?
「染井吉野」
・花言葉(主なもの)は?
桜全体では「精神の美」「優雅な女性」
ソメイヨシノは「純潔」「優れた美人」
桜の「開花日」「満開日」について
日本気象協会による桜の「開花日」「満開日」の発表には、各地の気象台が観測する「標本木」が基準になります。
金沢地方気象台が観測する「標本木」ソメイヨシノは金沢市西念にあります。兼六園は金沢市中心部にありますが、日本気象協会による金沢市の桜開花・満開予想日とは多少ずれることがあります。
●「開花日」とは
気象台の職員さんが「標本木」を目視で観測し5~6輪以上の花が咲いた状態となった最初の日
●「満開日」とは
気象台の職員さんが「標本木」を目視で観測し80%以上のつぼみが開いた状態となった最初の日
「開花日」から「満開日」まで平均では1週間から10日ほどですが、北陸では「開花日」から約5日程度で「満開日」になることが多いようです。
▼2023年 桜「開花」予想:4月22日現在
▼2023年 桜「満開」予想:4月22日現在
◆2023年 桜開花・満開予想:日本気象協会
↓↓
2023年 桜開花・満開予想はこちら
◆2023年 兼六園の桜開花・満開情報:日本気象協会
↓↓
2023年 兼六園の桜開花・満開情報はこちら
兼六園の桜の見ごろはいつ?
【兼六園・桜の見頃の時期】3月下旬~4月上旬
兼六園の桜の見頃は例年4月上旬~中旬なのですが
今年は気温が高めで、かなり早まりそうです。
約40種類の桜が植えられていて、中には早咲きや遅咲きの品種もあるため、見頃の時期の前後でも十分お楽しみいただけると思います。
兼六園には約420本、金沢城公園には約400本もの桜が植えられているそうです。
▼兼六園の旬な情報は下記blogがお役立ちです!
blog「金沢城と兼六園日記」:石川県金沢城・兼六園管理事務所
「金沢城と兼六園日記」には、兼六園内の見ごろのお花やイベントなどの写真が随時アップされています。
観桜期には兼六園の「標本木」ソメイヨシノや園内の桜の開花状況などがわかる写真もアップされます。
お花見の日程決めにもお役立ちですよ!
↓↓
「金沢城と兼六園日記」はこちら
※兼六園の桜の標本木は桜ヶ岡周辺にあり、木の根元に「標本木」の立て札があります。
園路沿いの見つけやすい場所にありますので、ご興味のある方は探してみてくださいね♪
▼兼六園の標本木(ソメイヨシノ)
金沢城公園・兼六園の観桜期における無料開園期間はいつ?
「金沢城公園・兼六園の観桜期の無料開園期間」は金沢地方気象台の開花宣言後に決定されます。
- 期間:2023年3月27日(月)~4月2日(日)までの7日間←終了しました
- 時間:7:00~21:30/ライトアップ 日没~21:30
↓↓「観桜期における兼六園の無料開園等について」詳細はこちら|石川県金沢城・兼六園管理事務所
観桜期における兼六園の無料開園等について
▼石川門
兼六園にはソメイヨシノ、ヒガンザクラ、サトザクラ、ヤマザクラなど約40種類の桜が約420本、また金沢城公園には約400本植えられているそうです。
園内には次のような珍しい品種の桜があります。
「兼六園菊桜(ケンロクエンキクザクラ)」
「兼六園熊谷(ケンロクエンクマガイ)」
「楊貴妃(ヨウキヒ)」
「旭桜(アサヒザクラ)」
これらの桜は、ソメイヨシノなどその他多くの品種と比べ花の形が特徴的です。また満開時期もソメイヨシノなどより遅れて迎えます。
長期間お花見が楽しめてうれしいですね!(●ゝ∀・●)!!
▼ケンロクエンキクザクラ(左)/ケンロクエンクマガイ(右)
▼ヨウキヒ(左)/アサヒザクラ(右)
※珍しい桜がある場所は、
後述の目次4「兼六園の桜の見どころはどのエリア?」→「桜の見どころスポット10ヶ所」の園内マップをご覧ください。
兼六園の開園時間・入園料・出入り口
兼六園の開園時間・入園料
【住所】〒920-0936 金沢市兼六町1-4
【電話番号】076-234-3800
【開園日】年中無休
【開園時間】
♦ 3月 1日~10月15日 7:00~18:00(退園時間)
♦ 10月16日~2月末日 8:00~17:00(退園時間)
【入園料】
♦ 18歳以上:個人320円・団体250円
♦ 6歳~18歳未満:個人100円・団体80円
(団体は30名以上)
★入園料が免除になる方
・65歳以上は無料
公的機関が発行する免許証や保険証の提示が必要です(コピー可)
・石川県民は毎週土・日曜は無料
毎週土・日曜は「兼六園の県民観賞の日」となっており、石川県民で次のいずれかの提示が必要です
≪提示書面≫
自動車運転免許証、健康保険証など県民であることが確認できるもの(コピー可)
・↓↓その他免除になる方と提示書面について
兼六園の入園料と免除はこちら
兼六園と周辺の文化施設(1施設のみ)の入館料がセットになったお得なチケットがあります
↓↓ 対象文化施設と休館日などはこちら
「兼六園+1(プラスワン)利用券」について
♦ 園内での喫煙は、指定された場所以外ではできません
♦ 園内へペットを連れての入園はできません →「ペット一時預かり協力店」を利用することもできます(事前予約が必要)
↓↓
「ペット一時預かり協力店」の詳細はこちら:協同組合兼六園観光協会
↓↓園内の「授乳スペース」「車いす」「ガイドサービス」などのご利用についてはこちら
兼六園の利用案内
↓↓「車いす」ご利用の方には、「六勝コース(バリアフリー)」の散策コースがおすすめです
六勝コース(バリアフリー)はこちら
兼六園の出入り口(料金所)7ヶ所
兼六園には「出入り口(料金所)」が7ヶ所あります。
出入口7ヶ所の位置は次の通りです。
▼兼六園の出入り口(料金所)7ヶ所
園路は小粒の玉砂利舗装になっていて坂道もあります。滑りにくい靴底の履物をおすすめします。
特に女性の方はヒールの高い靴は滑りやすく、またヒールが革や布で巻かれたものはキズがついたり、めくれたりすることもありますのでご注意ください。
兼六園の無料入園日・時間
1:毎日早朝
毎日早朝、有料の通常開園時間の15分前までは無料です
↓↓ 時期によって、時間帯が異なります
時 期 | 早朝無料の時間帯 |
3月1日~3月31日 | 5:00~6:45 |
4月1日~8月31日 | 4:00~6:45 |
9月1日~10月15日 | 5:00~6:45 |
10月16日~10月31日 | 5:00~7:45 |
11月1日~2月末日 | 6:00~7:45 |
有料開園時間の15分前までには、退園しなくてはいけないのでご注意ください
↓↓「蓮池門口(れんちもんぐち)」「随身坂口(ずいしんざかぐち)」
2:無料入園日と期間
兼六園は下記の日や期間は、入園料が無料となっています。
- 期間12月31日~1月3日までの年末年始
- 観桜期の1週間
- 金沢百万石まつりの3日間
- 8月14日から16日までのお盆の期間
- 定期的に行われる「金沢城・兼六園ライトアップ」期間の夜間のライトアップ開催時間
大晦日から元旦にかけては、夜間も開放されています
毎年、桜の開花時期により変わります
金沢城・兼六園【観桜期】ライトアップ期間と時間
2023年【観桜期】無料開園期間の夜間にライトアップされます。
【ライトアップ期間】2023年3月27日(月)~4月2日(日)←終了しました
【ライトアップ時間】日没〜21:30
【入 園 料】無料
★日中もこの期間、午前7時から無料開園されています
★金沢城公園もライトアップ✨あり(本丸とその周辺を除く区域を開園)
日中の桜も見事ですが、ライトアップされた夜桜はまた格別ですヽ(*´▽`*)ノ♪♪
闇夜に桜や建造物が浮かび上がる様子やその姿が池にも映り込む様子。
また花びらが池の水面に浮かぶ様子や曲水の水面をゆったりと流れる様子もとても風情があります。
兼六園の桜の見どころはどのエリア?
桜の見どころスポット10ヶ所
兼六園には約40種類の桜が約420本植えられており、観桜期の兼六園はどこを眺めてもやさしい桜色一色に彩られます。
特に上図「桜の見どころスポット10か所」では見事なまでの桜の競演が楽しめます。
桜の品種が多く満開を迎える時期がずれているため、比較的長い期間お花見が楽しめます!(●ゝ∀・●)!!
中でも「兼六園菊桜」「兼六園熊谷」「旭桜」「楊貴妃」はとても珍しい品種の桜です。
ソメイヨシノなどその他多くの品種より遅れて咲き始めるため、これらの桜の満開時期に来園できた方はラッキーですね。
1:真弓坂(マユミザカ)の桜
21世紀美術館がある方角から兼六園への入り口として「真弓坂料金所」があります。
ここから兼六園の中心部へは坂になっていて、この坂を真弓坂といいます。
この坂のど真ん中に写真の大きな桜樹が植えられています。
2:池に映る逆さ桜
瓢池周辺では水面に桜が映りこみ、逆さ桜を見ることができます。
また桜が散って、翠滝の心地よい水音が響き渡る中で、花びらが池の水面を埋め尽くす様子を眺めるのもまた風流です。
3:江戸町通りの桜並木
江戸町通りの桜並木にはお花見用のぼんぼりも沢山並び、お花見気分をいっそう盛り上げてくれます。
江戸町通りの前のお堀通りを挟んで、反対側にも桜並木があり、すばらしい眺めです。
4:楊貴妃(ヨウキヒ)
▼楊貴妃のすぐそばにある噴水
楊貴妃は日本最古といわれる噴水の近くにあります。
この品種はサトザクラの一品種で、花が大きく淡紅色で,八重咲きです。
満開ともなれば、まるでブーケが枝いっぱいについているかのごとく、優雅で気品があります。
5:桜ヶ岡の桜
石川門がある方角から兼六園への入り口として「桂坂料金所」があります。
そこから入って桂坂を登ると、すぐにこの桜ヶ岡の桜並木が見えてきます。
園内でもひときわ桜の木が多いため、その名がついたといわれ、ソメイヨシノをはじめ、エドヒガン・オオシマザクラ・サトザクラなど数種類の品種が咲き誇り、まるで桜のトンネルをくぐって中心部へ向かうような感じです。
6:旭桜(アサヒザクラ)
旭桜は曲水にかかる雁行橋(がんこうばし)付近にあり、花弁は一重で大輪の美しい白い花が咲き、気品があります。
初代の旭桜は園内一の老樹で大樹であったため、大桜とも呼ばれ、園内でもその美しさは際立っていたそうです。
ところが昭和12年ごろまでに枯死し、現在はそのひこばえが成長した2代目だそうです。
ソメイヨシノなどの花びらが散って、曲水の水面をゆったりと流れる頃に満開を迎えます。
≪ひこばえとは≫
樹木の切り株や根元から生えてくる若芽のこと。
▼旭桜付近の徽軫灯籠(ことじとうろう)
徽軫灯籠(ことじとうろう)さんは年中人気者ですが、すぐそばにはモミジが多く桜はありません。
観桜期の終わりごろにはモミジの黄緑色の若葉がではじめ、小さな赤い花がたくさん咲きます。
その後はまーるくお手入れされたツツジに小ぶりの赤やピンクのかわいいい花が咲きます。
▼モミジの若葉と花
7:兼六園菊桜(ケンロクエンキクザクラ)
また他の地域に植えられている「兼六園菊桜」は、兼六園の兼六園菊桜が原木なのだそうです。
つぼみから散るまでの色の変化も楽しめます。
咲き始め頃:濃い紅色→咲いている間:薄い桜色→散る頃:白色
また若葉の時期と花の咲く時期が一緒なので、葉の色と花の色のコントラストが同時に楽しめます。
園内の桜の中で最も遅くトリを飾るように豪華に咲き、兼六園の観桜期の終わりを告げます。
花のおわりも花びらが徐々に散っていく花吹雪はなく、花ごとボトボトと潔く落下します。
8:兼六園熊谷(ケンロクエンクマガイ)
兼六園熊谷は兼六園菊桜と並ぶ銘木で、樹齢は約300年といわれ、橋を挟むように両木が植えられていています。
兼六園熊谷という品種で、花は中輪で花弁の枚数は5枚の一重のものから10枚ほどの八重咲きになるものまであるそうです。
花の色が濃く花つきがよいのが特徴で、ソメイヨシノより1週間ほど遅れて満開を迎えます。
花の咲く頃に葉が生え始め、赤茶色から徐々に緑色に変わります。
9:花見橋(ハナミバシ)と桜
▼花見橋
▼板橋周辺
また、この橋からの眺めは花が咲く春ばかりではなく、夏は緑陰、秋は紅葉、冬は雪景色と四季を通して楽しめる人気の撮影スポットでもあります。
擬宝珠(ぎぼうし)の欄干も風情があって、すてきな写真になると思います。
≪擬宝珠(ぎぼうし)とは≫
橋の欄干などの上端につけるタマネギ型の装飾のこと。
詳しくは次章「兼六園・見どころマップ」㉔花見橋をご覧ください。
10:石川門に花を添える桜
金沢城・石川門前の左右には桜が植えられており、観桜期には金沢城・石川門に花を添え、華やかに演出してくれます。
こちらも人気の撮影スポットの1つです。
また兼六園側から石川門側にかかる石川橋の上からは、上手を見ても下手を見ても見事な桜並木を眺めることができます。
眺望スポット2ヶ所
1:兼六園の眺望台
兼六園の東側にあり、上図の月見橋近くにあります。
この眺望台からは、正面には卯辰山(うたつやま)、左には金沢市街、その先には内灘砂丘や日本海、右には医王山(いおうぜん)を一望することができます。
特に桜の時期は、兼六園の桜とその背景を彩る卯辰山の桜を同時に観賞したり、写真におさめたりすることができる人気のお花見スポットの1つです。
木のベンチがあるので、ちょっと一休みも兼ねて腰かけての眺望もいいですね。
反対向きに腰かけると霞が池方面を見渡せます。
2:石川橋からの眺望
▼お堀通り
▼百間堀園地(旧沈床園)
▼石川橋周辺
兼六園と金沢城・石川門を結ぶ石川橋の上からも、すばらしい桜並木を眺めることができます。
この橋の上からは茶店通り、蓮池門通り、百間堀(お堀通り)の3本の道の桜並木が眺められ、満開時期ともなれば息を呑むほどの美しさです。
上手を見ても、下手を見ても楽しめます。
茶店の花見団子
花見団子は3色定番のものやその茶店ならではの趣向を凝らした名物もあります。
「花より団子」派の方には、珍しいお団子の食べ比べをお楽しみいただくこともできます。
園内には茶店が点在していますが、兼六園の金沢城側の「江戸町通り」には食事もできる茶店や土産物店が軒を並べています。
兼六園と金沢城公園を合わせると広大な敷地です。
兼六園だけ、金沢城公園だけ散策するという方でも、少なくとも1回は休憩を取られるのではないでしょうか。
お時間に合わせて1回でも、何回でも休憩をはさみながら、お花見を心行くまでお楽しみいただければと思います。
「花より団子」派の方は、とりあえずお花見の前に。
お花見をのんびり楽しみたい方は、途中何回か休憩をはさみながら。
時間が限られている方は、お花見を満喫した後に休憩とお土産選び。各茶店ではお土産も販売しています。
散策しながら桜を愛でるだけでも十分満足できると思いますが、茶店でおいしい花見団子とお茶をいただくことで、もっと幸福感が増すような…
兼六園・見どころマップ
「兼六園の見どころマップ」はこちら。番号を選ぶと『説明文』『動画』があります。説明文のみもあり。
↓↓
兼六園 見どころマップはこちら
兼六園には「桜の見どころスポット10ヶ所」のほかにも、たくさんの見どころがあります。
『六勝』とは「宏大(こうだい)」「幽邃(ゆうすい)」「人力(じんりょく)」「蒼古(そうこ)」「水泉(すいせん)」「眺望(ちょうぼう)」のことで、庭園ではこの六つのすぐれた景観を兼ね備えることはできないとされていました。
そんな中、この六つの景観が共存しているすばらしい庭園として、兼六園は賞されたそうです。
上記「見どころマップ」のページには、ほかにも「施設マップ」「散策マップ」があります。
園内の散策にご活用いただき、限られた時間の中で効率よく、兼六園の魅力を余すことなくご堪能いただければと思います。
兼六園の観桜期の混雑時間は?
1日の中でも11時頃~15時頃が混雑するので、平日のこの時間帯以外に行かれると、多少混雑を避けられるかなと思います。
時間にご都合のつく方は、早朝の入場無料の時間帯に行かれる手もあります。
またライトアップの期間中は、さらに混雑が予想されます。
ライトアップ開始時から午後7時30分頃までは混雑しやすいです。
兼六園周辺の天気とおすすめの服装
観桜期は初夏を思わせるような汗ばむ日もあれば、冬に逆戻りしたかのような肌寒い日「花冷え」といわれる日もあったりします。
特に観桜期のライトアップ時間帯に夜桜見物をされる方は、下記の日本気象協会サイト「服装指数」をチェックされてお出かけされることをおすすめします。
観光で体調が悪くなると折角の楽しみが台無しになることもありますので、季節の変わり目には特に気をつけてください。
♦ 日本気象協会のサイトでは、全国の今日、明日、週間の「服装指数」「天気」「気温」「降水確率」を調べることができます。
旅行の準備やお出かけ前にはチェックされて、天気予報に合わせた「服装選び」「体調管理」にご活用されることをおすすめします。
金沢(加賀)の週間服装指数はこちら:日本気象協会
↓↓
金沢(加賀)の服装指数・天気・気温・降水確率
金沢市には誰でも自由に「傘」を無料で借りたり、返却できる「置き傘スポット」があります。
金沢駅の観光案内所や観光地、店舗、まちバス車内などに約20ヶ所あります。忘れ物の傘などを再利用したecoプロジェクトです。
突然の雨やキツネの嫁入りとも言われる天気雨には、とても助かります。返却はどこの「置き傘スポット」でもokなので便利です。
↓↓「置き傘MAP」はこちら:金沢旅物語
「置き傘MAP」はこちら
金沢城・兼六園以外の金沢市中心部お花見スポット3ヵ所
浅野川大橋周辺
金沢市内には大きな川が2つあり、地元では犀川を「男川」、この浅野川を「女川」とも言います。
浅野川大橋のほかにも、近くにかかる「梅ノ橋」や「中の橋」からも風情ある桜並木が一望できます。
桜の季節には、日中に眺める浅野川沿いの桜並木もきれいですが、夕暮れ時ともなれば、どこからともなく芸妓さんの三味線と太鼓の音が聞こえてきて、ぼんぼりの灯りとともに夜桜見物をいっそう盛り上げてくれます。
この浅野川沿いには、昔ながらの風情ある料理屋や茶屋が立ち並ぶ「ひがし茶屋街」「主計町(かずえまち)茶屋街」があります。
また地元の文豪・泉鏡花の作品に登場する場所があることで、観光客の方々にとても人気があります。
犀川緑地
いしかわ子ども交流センター前の犀川河川敷と対岸付近一帯の桜並木も見ごたえがあります。
犀川河川敷はきれいに整備されていて、桜の季節以外でもくつろいだり遊んだり、ウォーキングやランニングをしたりするのにも絶好のエリアとなっています。
特に小さなお子さま連れの方には、河川敷でお弁当を食べたり、遊びまわるのに広々としていておすすめです。
またお花見が一段落したら、いしかわ子ども交流センターの施設内外で遊ぶこともできます。
施設内には観覧が有料のプラネタリウム「百万星」があり、小さなお子さま向け番組「ぴよぴよプラネタリウム」も日時指定で投影されています。
◆いしかわ子ども交流センター
金沢市法島町11-8/電話076-243-6501
駐車場:無料/お花見時期は大変混雑します
開館時間:9時~17時(11月~2月:9時~16時30分)
閉館日:毎週月曜日
(国民の祝日にあたる場合はその翌日)
↓↓ いしかわ子ども交流センター「施設案内」はこちら
いしかわ子ども交流センター「施設案内」はこちら
奥卯辰山健民公園
▼奥卯辰山県民公園「千本桜」
▼奥卯辰山県民公園「大池」の桜
奥卯辰山(おくうたつやま)健民公園は、春には千本桜を楽しむことができる人気のお花見スポットの1つです。
近くの大池の周囲にも沢山の桜があり、満開時期は水面に映り込む様子や、散った花びらが水面を埋め尽くす様子もまた風情があります。
大池には人気者のコブハクチョウ「コロちゃん」もいるので、お子様連れの方にもおすすめです。
▼奥卯辰山県民公園「大池」の人気者・コブハクチョウ「コロちゃん」
高台にあるので天気が良い日は医王山や金沢市街地、さらには日本海までも一望することができます。
広々とした公園には大型複合遊具がある「こどもひろば」や、のびのび交流館「とんぼテラス」などもあり、こちらもお子さま連れの方にはおすすめです。
▼奥卯辰山県民公園「こどもひろば」
▼のびのび交流館「とんぼテラス」
兼六園下方面から上っていく坂道は結構狭く、車で行かれる場合は渋滞に十分気をつけてお出かけください。卯辰山方面へ行く道は他にも何本かあります。
◆奥卯辰山健民公園
石川県金沢市若松町ア32
駐車場:無料/300台
↓↓ 奥卯辰山健民公園「園内マップ」はこちら
奥卯辰山健民公園「園内マップ」はこちら
◆卯辰山公園の「四百年の森」「見晴らし台」もお花見を楽しめるスポットです。
▼卯辰山公園「四百年の森」
▼卯辰山公園「見晴らし台」からの眺め
まとめ
2023年春、今年も金沢城公園・兼六園の観桜期無料開園(日中もライトアップも)が楽しみです。
金沢城・兼六園の観桜期に訪れたことがない方。あっても日中だけ、ライトアップの時間帯だけの方。
園内全体がやさしい桜色一色に彩られる景色は、観桜期以外に訪れたことがある方でも、同じ兼六園なのかと見間違うほどの華やかな美しさです.+.(´∀`*).+゚。
また満開時にご都合がつかなくても、ソメイヨシノなど多くの品種の桜が散った後に満開を迎える「兼六園菊桜」「兼六園熊谷桜」「楊貴妃桜」「旭桜」など、珍しい桜を楽しむこともできます。
それから観桜期の終わり、ゴールデンウィーク頃には【金沢城・兼六園 四季物語 春の段】が開催される予定です。
その後も「金沢城・兼六園 四季物語 初夏の段」→「ホタル観賞会」→「金沢城・兼六園 四季物語 夏の段」→「・・・秋の段」→「・・・冬の段」と続きます。
日本三名園の一つである兼六園では、四季が織りなすすばらしい景観に加え、そのすばらしさを更に引き立て、楽しめるイベントも企画されています。
兼六園は年中いつ訪れても楽しめそうですね♪
※これから日本中に次々と咲き誇る桜が、そのやさしく、おめでたい🌸桜色🌸パワーで日本中に、世界中に平和と幸福をもたらしてくれることを願っております。
【追記 2023/04/05】2023年春の桜
▼兼六園と金沢城公園/2023年3月下旬撮影
よく読まれている関連記事
>>【紅葉】石川・金沢兼六園の見頃・混雑時間・駐車場やライトアップ2022について
>>石川県金沢のホタルの観賞時期・時間帯・おすすめスポット2022
3月14日東京の桜🌸開花発表があり、3月22日🌸🌸満開発表がました。そして3月23日金沢の桜も例年より早く🌸開花発表があり🎉3月30日ついに🌸🌸満開発表もありました🎉🎉。いよいよ金沢も観桜期本番です♪♪